リーダーとしてチームの柱になりながら自らの成果も出し続ける澤村さん。
月間表彰、社員総会を含めこれまで表彰されてきた数はなんと十数回以上。
なぜそこまで成果にコミットし、リーダーとしてもチームを引っ張っていく事が出来るのか。
このポジションに辿り着くまでの秘話について聞いてきました!
当時人気だったAmebaピグに興味を持ち、2012年1月にシーエー・アドバンスに入社。
入社後は、夜勤の時間帯でサイト監視を6年近く経験した後、2018年にAmeba編集チームの立ち上げに従事。
沖縄でのAmebaトピックス運用チームの立ち上げ
Ameba Newsとは「ちょっと新しい日常を」をコンセプトに、芸能人・有名人のエンタメニュースを中心にお届しているメディアです。中でもブログ発の記事を提供していて、私はその編集・運用に携わっています。
ブログ発記事の編集業務は、もともとサイバーエージェントで行っていたのですが、沖縄へ移管しようという事になり2018年に編集チームの立ち上げが決まりました。
当時は、立ち上げメンバーが私しかおらず、右も左も分からない状態だったので「この業務量を一人でこなせるのか?」という不安や「チームの立ち上げ」「Amebaを背負っている」という責任の大きさに押し潰されそうでした。
そんな私の不安を察してくれたかのように、東京の編集チームの方々は常に私と同じ目線にたち話を聞いてくれたり、「大丈夫?」と声をかけていただき、相談にも乗ってくれたので頑張ることが出来ました。
たくさんの人に助けてもらいつつもなんとか業務の移管を終えることができました。
編集チームで私は主に以下2つの業務を担当しています。
【タイトル編集】
ユーザーに記事をオススメするために魅力的な記事をピックアップして、インパクトのあるタイトルをつけていくお仕事
【編集ライター】
芸能人ブロガーのブログ記事を基に一からニュース記事を作るお仕事
私たちの仕事は、影響の範囲が非常に大きいため、決してミスがないように慎重かつ丁寧な対応を心がけています。
昨今では、コロナ情勢ということもあり、自治体・施設によるルールが地域によって異なってきます。そのため、写真一枚にしても誤解を招く表現はないか、各自治体のルールに沿った内容になっているかを細かくチェックして投稿しなければなりません。
昨日までは大丈夫だったことも、リリース当日にはダメになってしまうことも珍しい事ではありません。
なので逐一、チーム内で共有し合ったり、細かくニュースを見たりして時流の情報をインプットしています。
ー常に気を配っているのですね。
編集業務をしていて「楽しいな」「頑張ってきて良かったな」と思う瞬間はどんな時ですか?
自分の書いた記事の閲覧数やクリック数があがっているのを見ると楽しいなと感じます。
自分が良いと思ったものを世の中の人も良いと思って読んでくれたというのが目に見えて分かるからです。
頑張ってきて良かったなと感じる瞬間だと、芸能人の方や一般の方に感謝してもらえることです。
一つ事例をあげると、家族間での会話が少なくなってしまったブロガーさんがいて、お互い同じタイミングで夫婦それぞれブログを立ち上げることになりました。その事をニュース記事としてあげると、このブロガーさんから芸能チームを通して「ここ最近、家族間での会話があまりなかったのだけど、ブログ発で記事を取り上げてもらったおかげで、妻とその話で盛り上がることができ、家族の会話も増えました!どうもありがとうございます!」とご連絡をいただいた事がありました。
その時に、記事一つで人を幸せにすることも出来るのだと感じ嬉しくなったのと同時にやりがいにも感じました。
Amebaを利用している方の感謝の声を直に聴けるのは、編集チームの特権なのではないかと思います。
サイバーエージェントからの絶大な信頼
ー編集の立ち上げから3年、今では「サイバーエージェントからの絶大な信頼を得ている」と伺ったのですが、ここに辿り着くまでに大変だったことなどはありますか?
大変だったことではないのですが、初めの頃は東京と沖縄だと、どうしても物理的な距離があるため、すれ違いや食い違いが起きないかなどを心配していました。
そんな私たちの心配とは裏腹に、東京チームは設立当初から私たちの意見も積極的に取り入れ、柔軟に対応してくれていたので、私が感じていた不安は打ち消されました。
物理的な距離の心配に加えて、最初の頃は東京側で4人でやっていたものを1人でやらなければならない状況だったので、業務量が多くキャパオーバーになることも多かったです。
その時はよく雑談ベースで東京チームへ「どうしたら上手く業務をまわせるのか?」というのを相談していました。
例えば、新規の業務依頼がきた時に逼迫している状況であれば、率直にその旨を伝えた上で「今すぐには出来そうにないですが、スケジュールを調整してこの日までにならできそうです。どうでしょうか…!」とお互いが譲歩できる所までとことん話し合って進めることが出来たので、そこまで険悪になることもなかったです。
「シーエー・アドバンスならやり遂げてくれる」そう思って、依頼してくれている業務なので、期待以上の成果を出して応えていきたいとは常に思っていました。
ー少しずつ東京側との関係性を構築していったのですね。
澤村さんの中でこの出来事がきっかけで信頼が得られたなというエピソードはありますか?
「この出来事がきっかけ」と言えるエピソードはあまりないのですが、出来ないなりに試行錯誤して色々試していくうちに、結果が伴い、少しずつ信用を積み重ねていけたのではないかと感じています。
今では、運用についての意思決定を行う際、サイバーエージェントの編集長による決定ベースだったものが「澤村さんに聞いてOKだったらいいよ」と任せてもらえるようになりました。
他には、RPAでの自動化に伴うミーティングでの同席や、外注ライターさんの契約関連の相談など、以前までは裁量がなかった領域も声がかかることが多くなり、ジョブサイズが上がっている、成長しているなと実感します。
任されている以上、ミスはできない。応えたい。その一心で成果に向き合い続けた結果が、信頼に繋がり、さらに大きなミッションを任せてもらえるようになったのだと思います。
成果を出し続ける秘訣は“頑張りすぎないこと”
―澤村さん自身、成果を出し続け、表彰式のノミネートやMVPを総なめされているイメージなのですが、気持ちが沈んでしまう時などはどうされているのですか?
いつも「120%全力で頑張らなきゃ」と思って仕事をしているのですが、今日はちょっと頑張れそうにない…という日ももちろんあります。
そういう時は、仕事に支障が出ない程度に80%くらいの全力に落としてやってみたり、一人で抱え込まず周りに頼るようにしたりしています。
気が乗らない時や落ち込んでいる時に、無理やり頑張ろうとするとミスが出るだけなので。
あとは、積極的にメンバーに声をかけるようにしていますね。
例えば、難しい仕事の依頼が来た時などは誰でも最初は気持ちが沈んでしまうと思います。
私が「難しいな」と感じるという事は、メンバーも同じように感じていると思うので、そういう時は「難しい依頼が飛んできたね、どんな風に効率的にやろうか?」と積極的に話し合いの場を作り、少しでも皆の負担にならないやり方を考えています。
ずっとリーダー感を出し続けていたらメンバーもとっつきにくいと感じてしまうと思うので、あえて私から「今回は難しいね…」「どういうやり方をしようか迷っているのだけど、○○さんはどう思う?」と周りを巻き込んで、少しだけ自分の弱いところも見せるようにしています。
こうすることで、「澤村さんも難しいと感じることがあるのか…!私も頑張ろう!」という気持ちにもなるし、個々の主体性・チームワークの向上にも繋がるのではないかと思っています。
―たしかに…!弱みを少しだけ見せてくれた方が「この人の力になりたい!」という気持ちにもなりますね。これまでを振り返ってみて、この経験があったら成長できたなと感じる出来事はありますか?
編集チームの立ち上げの話もそうなのですが、育成に苦戦した経験も私の成長の根源かもしれません。
編集チームを立ち上げて2~3か月が経った頃、少しずつ人が集まってきたのですが、業務の難しさからか育成しては退職しての負のループがしばらく続きました。その頃、育成を任されていたのが私だったのですが、どうすればこの負のループを断ち切ることが出来るのか?と頭を抱えていました。
その時に「育成の仕方が良くなかったのではないか」という一つの仮説を立て、育成スキームを見直すことにしました。
新人さんがどこで躓いて、どこでキャパオーバーになってしまうのかは自分自身が痛いほど分かっていたので、その経験を参考に手を差し伸べるタイミングやどこまでだとこの子は頑張れるのかの瀬戸際を見極めて一人一人としっかり向き合うようにしました。
そのやり方が功を奏したのか退職率は下がり、少しずつ人も増えていき、安定するようになりました。
この経験がなければ、今もまだ負のループから抜け出せなかったかもしれません。
”100年愛されるメディアを創る”ために
―最後に今後は「Ameba News」をどういうコンテンツにしていきたいですか?
だれもが聞いたことのあるニュースメディアに肩を並べられるようなコンテンツに育てていくことが私の今の目標です。
芸能人のブログ発ニュースの発信元である「Ameba News」は認知度がまだまだ低いのが現状です。
そのために、Ameba Newsを私と同じくらい愛せる仲間をもっと増やしていき、認知度の向上はもちろん、「Ameba Newsに載ったよ、すごいでしょ!」と自慢してもらえるようなサービスに育てていきたいと考えています。
今後もAmebaブログでさまざまなコンテンツと出会うきっかけを私たちからも提供できるように、「Ameba」の回遊の柱を担い、100年愛されるメディアを創っていきたいと思います。