STORY トップ
【Specialist #4】

IT未経験で挑戦した技術の世界、信頼を勝ち取った苦難の日々

IT用語、デバック業務もわからないまま未経験で入社した我如古さん。
そんな彼女は1年後に約300人の社員でもっとも活躍した社員に贈られる賞を受賞。
完全未経験の彼女はどのようにして表彰の頂上まで上り詰めたのか、これまでの取り組みについて話を聞いてきました!


未経験で飛び込んだ先はまるで”海外”

ー自己紹介をお願いします!

ABEMA事業部のデバッグチーム、我如古 優奈です。
配属から今日までデバッグ業務をやらせていただいています。

入社後はマネージャー職に昇格することを目標として、日々の業務に励んでいました。
念願叶って半年後には、リーダー職。その半年後にマネージャー職に昇格させていただきました。

その中で後輩たちの育成、デバッグチーム全体の目標設計や体制を整えたりなど幅広く挑戦させていただいたのですが、マネジメントが上手くできず挫折してしまいました。
それからは一度プレイヤーに戻り、これまで担当してきたデバッグ業務を任せていただいています。

シーエー・アドバンスに入社する前は、接客業をやっていたのでパソコン関係・ITとは無縁でした…(笑)
初めて本格的に触るパソコン、8時間デスクワークも初めてで、行き交う技術・IT用語もわからず、新天地に来たワクワクと同時に、戸惑う毎日でした。

一番苦労したのは、業界用語・専門用語がわからないが故に、エンジニアやテストの管理者の方々と上手く意思疎通が出来なかったことです。

例えば、アプリのことを「バイナリ」や「APK」と言ったりしていて、1つの単語でも文脈によっては複数の使われ方をしていたりします。
「○○のリファクタリング」や「Protobuf対応」など、どういうテストを行えば良いか分からない実装内容などがあってそこの部分の理解が難しかったです。

その他にもサーバーがどういう仕組みになっていて、これを使用したユーザーはどういう動作をしてそれがアプリのどこの面に反映されるのかという部分も理解が出来ておらず、苦労しました。

話についていけないので、デバッグの工程を設計に起こす事すら出来ませんでした。
もちろん紐解いてくれる人もいたのですが、その紐解く言葉も難しかったりと本当に海外にいるようでした(笑)

でも業務をしていくうちに、周りがどこの何の部分を話しているのか理解出来るようになりました。
それからは、自分でも紐解けるようになってきたのでどんどん楽しくなって大変さも乗り越えることが出来ました。

ーデバック業務、難しそうなイメージです…!どんなお仕事なんですか?

エンジニアチームがアプリや新しい機能を開発した際、それが正常に動作し、リリース出来るものなのかどうかテストをするのが私たちの主なお仕事です。

新機能をリリースする為に、テスト観点や影響範囲をデバッグチームでも確認し、スケジュールを遵守しつつ、効果的にテストをするためにはどのような設計にしたらいいのかを考えていきます

その後は、テスターにテスト内容、スケジュールを落とし込み、実際にテストをしつつ、その中で不具合や気になる事があるとテスターから報告が来ます。
報告があった不具合に対して、エンジニアチームと相談の上で修正をかけ、きちんと反映されているか、というチェックを行います

最後は新しい機能を組み込み、アプリ全体が正常に動作するか、コンフリクトを起こしていないかを確認し、リリースの最終判断を沖縄のデバッグチームで行う、というのが私達の仕事の流れになっています

ABEMAのデバッグチームでは、動画サービスという側面からテレビ放送、ビデオ放送という放送手法があり、かつデバイスもAndroid・iOSだけではなく、Web・テレビなどの色々なデバイスがあります。

ゼロからの関係性づくり

ーエンジニアチームと連携する機会が多いと思いますが、関係性はどうですか?

最初の頃は意思疎通も上手くとれていなかったので、あまり良い関係性ではなかったかもしれません。

お互いの話が嚙み合わない事も多々あり、何度もやり取りが発生してしまっていました。
当初は、エンジニア側も私もお互いにどのようにコミュニケーションをとれば双方の理解がしやすいのか、頭を抱える日々が続きました。

それでもミーティングを積極的に組んだり、互いに互いの事を知る努力を重ねたところ少しずつつ、距離も縮まっていきました。
今はしっかりと意思疎通がとれるようになり、距離感も近くなったのと関係性もとても良くなっています。

コロナ前などは東京出張に行かせていただいて、その時は私が来ることを知ってエンジニアチームがランチや飲み会をセッティングしてくれました。
その飲み会に今後関わることもあるかもしれないからという事で、他の社員さんも呼んでくれて接点を作っていただきました。

エンジニアチームも歓迎してくれて、かつ私たちと距離を縮めるために頑張ってくれているのが伝わったのでとても嬉しかったです。
それと同時に距離感を超えて、『チームサイバーエージェント』という関わり方がすごく嬉しかったです

※※下記の写真は、コロナ前の東京との懇親会で撮った写真になります※※


ーゼロからのスタートで、今では阿吽の呼吸というのは凄いですね…!
 実際に「実力がついてきたな」という実感はありますか?

そうですね…!実感はあります。

先ほどもお伝えした通り、当初は私が言うこともエンジニアチームが言っていることも通じ合わず、異国の地に来ているような感覚でした。
それ故に、不具合が起きて報告した際にもやり取りが多く発生してしまいとても申し訳なく感じていました。

ですが今ではエンジニアチームと阿吽の呼吸がとれるようになり、「我如古さんが見ているから大丈夫だね」とも言っていただき信頼も得ています。

私が表彰式でベストプレーヤー賞をいただけたのもエンジニアチームとのゼロからの関係性づくりや、粘り強く課題に向き合っていったのが受賞に繋がったのかなと感じます。

サイバーエージェントからの信頼だったり、表彰された事も含めて自分の中でもチームとしても実力がついてきたかなと実感しています。


ーチームの支えや、接客業でも培った「コミュニケーション力」が未経験の壁を乗り越えたんですね。

色々な壁の乗り越え方があると思うのですが、私は「一人で抱え込まず相談する」ことを意識して問題を解決させています。
これが私にとって一番壁を乗り越えるための大事なポイントなのかもしれません。

私自身、壁にぶつかる事は日常茶飯事で「我如古は数か月に一回は必ず落ち込む」とよく上司からも言われていました(笑)

でもその度に必ず上司やエンジニアチームにこまめに相談させていただいています。
こまめに相談することで、自分で深刻だと思っていた問題もそこまで深刻ではなかったり、違う考え方や別の方法もあるのだということに気づかされます。

相談する時は自分の上長だけではなく、別事業部の責任者の方や人事、エンジニアチーム、開発側の方などたくさんの方に相談させていただいています。
その中でもサイバーエージェントのQA責任者と隔週でミーティングを行う機会があり、よく相談にも乗っていただいています。

私はよくタスク過多で優先順位が分からなくて、しんどくなってしまう事が多いのですが、そういった相談をした際「ここは今やらなくていいよね」と削ぎ落してくれたり「逆にここはこういう風にやっていこう」というアドバイスを明確にくれるので仕事面でとても助けてもらっています。

積極的に自分からこまめに相談していくことで、壁を乗り越えるきっかけになっているのかもしれません。

事業部やエンジニアとの架け橋になるために

自社サービスの向上のためには、非エンジニアであるデバッグチームと沖縄のABEMA事業部、そして東京のエンジニアチームで強固な連携が必須であり、その為にもコミュニケーションを密にとるという事を意識しています。

私たちの仕事柄、SlackやChatwork上でやり取りすることが多いのですが、それ故によく認識の齟齬が生まれてしまいます。
コロナ禍で以前より出張に行きにくくなったからこそ、オンライン上でも顔を見て話すようにしています。

もちろん「ログを残す」という意味で仕様の確認や機能の使い方などはテキストで確認した方がいいのかもしれません。

でもそれを続けてしまうと、エンジニアチームとの距離も縮まらない上に、少しニュアンスが違うだけで認識の齟齬が発生して多方面に迷惑がかかってしまいます。
なので私はテキストでも議事録として送り、極力、面と向かって言葉でも伝えることをすごく意識しています。

口頭で伝え確認し合うことで、お互いがどういう解釈をしているのかも確認ができ、齟齬も減らすことでが出来ています。
それに加えて仕事がスムーズになり、短いラリーでやり取りを終えることが出来ています。
だらだらとやり取りを続けてしまうと、互いのストレスにも繋がりかねません。

東京と沖縄で離れているからこそ、お互いが今何をやっていて、次にどういう動きをしようとしているのか、そういう少しの共有がすごく大事になってきます。

例えばエンジニアさん達が何かの機能を新しく実装していて、「明日すぐリリースしたいから今日中にテストを終わらせてほしい」と直前に言われても、他のテストのスケジュールの兼ね合いもあるので、すぐには対応が出来ません。
こういうトラブルが起きないように、こまめに互いのスケジュールを確認して認識に齟齬がないかすり合わせをしています。

コミュニケーションを取ることにおいて、こだわりは絶対に捨てない事はもちろん、エンジニアと非エンジニアをつなぐ私の立場だからこそ、密なコミュニケーションを一番に意識しています

ーひたむきにお仕事にコミットされていると思うのですが、我如古さんが頑張る原動力は何ですか?

当たり前の話だと思うのですが、始めは「お金を稼ぐため」に仕事をしていました。
正直、稼ぐためならどの仕事でもいいやと思っていたのですが、シーエー・アドバンスで働くうちにがらっと価値観が変わったんです。

私たちの会社は自分の知識だけでなく、できる仕事の幅が増えることで短い期間で成長実感を得ることができる環境が整っています。
一見、分厚い壁のような案件があったとしても、それが難しければ難しいほど、達成感もたくさんついてくると思うのと、その分、仕事が充実すると思っているので全力で取り組むことが出来ています。

シーエー・アドバンスという会社は結果だけではなく、きちんと努力した過程を見て評価してくれるのですごくありがたいです。

これまでの仕事は、数字がすべての世界でした。
たしかに数字責任は非常に重要ですし、シーエー・アドバンスも数字で語る会社です。

私たちデバッグチームのように、売り上げに直結するような業務ではないチームも沢山ある中で、一人一人がアピールするのはなかなか難しいのが現状です。
それでもきちんと事業責任者の方やサイバーエージェントの開発チームの方々は、私たちの動きを細かく見て評価してくれるので自分の中でも頑張れるし、私自身の市場価値の向上にも繋がっています。

ー我如古さんのキャリアプラン

今、私たちが関わらせてもらっているのが数あるプロジェクトの一部なので、今後は幅広いプロジェクトに関われるようになっていきたいです。
また、それとは別で事業部やプロダクトを越えてデバッグチームを広げていけたらいいなと思ってます。

アプリやサイトなどは、いきなりクラッシュしてしまったり、使いづらいとユーザーが離れていきますよね。
それを先に気づけて、リリース前にストップできるという所やこういう観点があるからもっとこうした方が良いのでは?という提案もデバッグチームだからこそ言える事だと思うので、それを他事業部だったり、プロダクトを越えてデバッグチームのすごさを広げていけたらいいなと思っています。

私自身、その凄さを広げていくチームの一員として活躍していきたいと思っています。

デバッグチームで切磋琢磨し合える仲間を募集中!
エントリーお待ちしております\(^o^)/

我如古さんのように未経験からコミュニケーション能力を活かして活躍してみませんか?
会社説明・業務説明も随時受付中です!!!

申し込み

 

STORY トップへ戻る