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【受賞者インタビュー】技術統括本部 ベストサポート賞

「イエスマンからの脱却」成果を出し続けるためのビジネスハック

シーエー・アドバンスでは年に一度、広告部門、メディア部門、技術部門の3つに分かれ、社員の成果を称える「社員総会」を実施しております。

今回は、技術部門において最も縁の下の力持ちとなり、社員をサポートした人に贈られる「ベストサポート賞」を受賞した野中さんにお話を伺ってみました。

「イエスマンから卒業したい……」
「組織活性化を任されたものの、何をしていいか分からない」
「効率よく仕事をして、成果を出せるようになりたい」

少しでもそんな悩みを抱えている方のお力になれば幸いです。

野中 一史

2020年09月 シーエー・アドバンス 中途入社
      グループオペレーション統括室 所属
2021年10月 技術統括本部-活性化委員としても活動開始
2022年12月 技術統括本部-社員総会にて『BEST SUPPORT賞』を受賞

“やりがい”をもって働ける環境へシフトチェンジ

――本日はよろしくお願いします!
さっそくですが、シーエー・アドバンスに入社する前はどのようなお仕事をされていたんですか?

6年ほどコールセンターに在籍しており、最初の3年は実務で現場を知り、残りの3年は新入社員の初期研修を担当していました。

初期研修では、受付応対の一連の流れから製品知識に関しての研修を行っていて、毎月だいたい20名ぐらいの人数を担当していたかと思います。
1ヶ月間みっちり研修をして、研修最後の理解度テストに合格した方から現場に配属。また次月の新入社員の研修を担当してというのを繰り返していましたね。

――新入社員の初期研修…重要なポジションですね!
シーエー・アドバンスはどんな経緯で知り、入社に至ったんですか?

当時、シーエー・アドバンスで働いていた姉に声をかけてもらったのがきっかけです。
前職で働いていた際、やりがいの面で物足りなさを感じていました。ちょうどそのタイミングで姉に声をかけてもらったんです。

そこで紹介されたのが、僕が今所属しているグループオペレーション統括室(以下、グルオペ)というチームでした。

それから会社説明の場を設けてもらい、話を聞いているうちに以下の点で魅力を感じ、「この会社でなら今よりもっとやりがいをもって働けそうだ」と思ったので入社を決めました。

・トップダウンではなく、自分の意見を発言できる場があり、しっかり取り入れてもらえること。
・仕事の進め方に関してゴールは決まっているが、その過程は自分で考えた方法で対応して問題ない「自走できる環境」
・ITの知識やデータの考察など、自身のスキルアップが期待できる。

――そういった経緯だったんですね。ちなみにグルオペってどんなことをしているチームなんですか?

大きく分けて「オペレーション業務」と「レポート業務」の二つの業務を行っています。

▼業務内容の図▼

具体的には、

●オペレーション業務
サイバーエージェントグループ全体のPC管理やセキュリティ推進運動、RPA・GASなどを活用した業務圧縮などを行っています。

●レポート業務
社内システムの利用状況のデータなどを「Tableau(タブロー)」というツールを使って可視化し、改善につながるようにレポートを作成しています。

僕はこの両方の業務を行いつつ、Mac PCに関してのプロファイル導入の案内も先頭に立って行っています。あとは、チーム内で利用してる資料の精査や業務を圧迫させている作業はないかと僕が主動で調べて動いたりもしますね。

「1分1秒も無駄にしない」
空いた時間はチーム目標を達成させるために

――22年度のエンジニア総会で「BEST SUPPORT賞」も受賞されたそうですね!
どんな内容で表彰されたのでしょうか?

表彰式の時に言われたのは『サブリーダーとして安定した成果を出しながら、SQLクエリの業務巻き取りを目標にするなど組織のレベルアップに貢献してくれたのを評価』でした。

SQLクエリの業務巻き取りについては、まだ実際に巻き取り自体はできていなくて、これから本格的に動かしていくところです。

今までレポート作成時にスプレットシートやExcelを「tableau」というツールに読み込ませて、グラフを作っていました。ですが色々と工数がかかってしまったり、スプレッドシートとExcelがちゃんと整理されていないとツールに読み込ませること自体が出来なくて、制限されてしまっていたんです。

そんな背景もあり、チーム目標の中に「SQLを導入したい」というのを掲げていたのですが、各々やるべきことに追われて取り組めていませんでした。

なので、僕の手が空いている時にネットで調べたり、参考書をみたり、わかる人に話を聞いてみたりと少しずつ知見を溜めていたんです。その動きを知った僕のマネージャーが責任者の方に「今期からSQLを導入します!」と宣言して、僕にそのプロジェクトリーダーを任せてくれました。

これまで取り組めていなかった分野に手を付けられたのと、SQLの導入で今まで制限されていたものが開放され、より対応範囲を広げられた点で表彰していただけたのかなと思います。

▼受賞スピーチをする野中さん▼

――自身の担当領域以外のところにも積極的に手を伸ばし、着実に物事を進めていく姿勢。
素晴らしすぎます!

野中さんは、組織の活性化にも注力されているとお聞きしたのですが、注力しようと思ったきっかけなどもあるのでしょうか?

前職で研修担当をしていた時に、初めての方でも気軽に距離が縮められるコミュニケーションワークを行っていて、それを技術統括本部内でも取り入れようと提案したのが発端でした。

それからは僕も活性化メンバーに入って、月次の定例で時間をもらい、コミュニケーションワークを実施していったんです。
活性化メンバーになったことで、技術統括本部すべてのチームと関わることができ、今後の僕自身のやりたいことにも繋がるなと思い、活性化に力を入れるようになりました。

――具体的にどういう活性化施策をやってきたんですか?

実際やっていたのは技術統括本部内で、メンバーをシャッフルして、リモートでできる競技大会を行いました。

3種目(サイバーエージェントグループに関するクイズ/サービスや会社のロゴ当てゲーム/絵描きしりとり)のコンテンツを用意して、トップのチームにはギフトカタログなどの景品をプレゼントしたりしていましたね。結構みんなガチンコでやっていました(笑)。

僕の活性化委員での立ち回りとしては、活性化企画を考えたりするのは得意な方ではないので、リスク管理や実現性、工数などを出し、少しずつ企画を固めていく役割を担っています。

具体的には、参加メンバーが発案したものに対して、それを実現するとしたらどこに障害や弊害があるのか、工数はどれくらいかかるのかなどを算出したりですね。

▼活性化コンテンツ(絵しりとり)で盛り上がる様子▼


――競技大会をしていた日、会議室からも楽しそうな声や歓声が聞こえたりして盛りあがっていた印象です!
野中さんが活性化に入る前と後で技術統括本部に何か変化はありましたか?

活性化を推進して一年くらい経ったのですが、自チームを越えて話し合ったり、すれ違う時に挨拶したりが入社した当初に比べると増えた気がします。個人的には、フランクに話しかけられる雰囲気になってるんじゃないかな?というのは感覚値としてあります。

元々、各チーム内ではコミュニケーションは取れていたのですが、他のチームメンバーとは業務以外での関わりが薄いため、チャット上でしか関わっていないような印象でした。
必要なことを必要な時にしかチャット上で話さないみたいな…。

そういった課題を解決させるために、先ほどお伝えした組織の活性化にも力をいれるようになりました。

それと同時に、新人さんと社歴が長いメンバーの関わりを増やし、不意の相談などが円滑に行える環境作りにも力を入れました。

今では、仕事上のエスカレーションはもちろん、チームを越えてのコミュニケーションがスムーズに行えるようになり、メンバーからも活性化の取り組みがきっかけで「普段絡むことのないメンバー同士でランチに行くことが増えた」という嬉しいお話も聞けています。

――とてもいい変化ですね!!
活性化をする際、気を付けていることや工夫していることはありますか?

何か催しもの(種目大会)をやる際、一部の人だけでワイワイするのではなく、全員がちゃんと参加できるような仕組みになっているかは常に考えています。

数名のメンバーがZoomで参加するとなった場合、企画をする段階で、オフラインで参加しているメンバーだけで盛り上がってしまわないかを問題提起して、Zoomで参加してる人たちを巻き込むにはどうすればいいかを懸念が無くなるまで考えます。

実際に運営メンバーでオフラインとオンラインに分かれてテストを行ったりもして、声の聞こえにくさや、やりやすさなどにも気を配っています。

テストでやってみて「微妙だな…」と思ったら、思い切って違う方向を考えてみるとか。そういうことを運営メンバーでずっと話し合っていますね。

キャパオーバーしないためのタスク管理と交渉術

――通常業務以外にも色々なことをされてきたかと思いますが、メインの仕事が疎かになってしまうことはなかったのでしょうか?

あまりなかったですね。

いつも朝一と終業前のタイミングで、その日のタスク・明日やるべきタスクを優先的にリスト化してるんです。そのタスクを消化していったら、他の手を付けられそうな別業務のタスクを捌いていこうと自分の中で決めていて。

ただ、日中でも依頼が詰まってきたら一旦手を止めて、優先順位を即座にバッとつけて「このタスクはまだ期日まで時間があるから後でやる」「これは優先度高いからすぐやる」というのを決めてやっていますね。

お昼ご飯を食べている時や、手が空いてる時も次はどのスパンで進めて、どうやって進めていこうかなと考えるのがルーティンになっています(笑)

このやり方のおかげで、メインの仕事が疎かになることはあまりありません。

――効率よく仕事をしていく上で、タスクの洗い出し・優先順位決めはすごく大事なことですよね。野中さんが入社して3年くらい経ったかと思いますが、成長したな〜と感じることはありますか?

イエス・ノーをはっきり言えるようになったところと、物事の優先順位がつけられるようになったところですかね。

結構、多方面から「これやってほしいです」「これ修正お願いします」と飛んでくることが多々あって、当初の僕は頼まれると断れないタイプだったんです。

「できません」とか「今リソースがないです」って自分の都合であって、相手にとっては関係ないじゃないですか。「それはあんたの都合でしょ」と思われるのが嫌で、全部の依頼を引き受けすぎてしまったんです。案の定キャパオーバーになり、何も進まない状況に陥ってしまいました。

そうなった時に、マネージャーから「自分のキャパを定期的に確認して、相手と納期の交渉をした方がいいよ」と言われて、さっきのTODO出しをするようになったんです。それから毎回TODOを確認して、優先順位を決めるようになりました。

今は依頼してきた人に、「ここまでなら可能です」「現状こういう状況なので、納期はこの日までにしてください」と交渉するようにして回避しています。

――断るのが苦手な方にぜひマネしてほしい仕事術ですね!
では最後に、これから挑戦したいことがあれば教えてください!

入社してからずっと思っているのは、プレイヤーだけにとどまらず、リーダーやマネージャーにキャリアアップしていきたいなと考えています。

現在のチーム体制が、マネージャーを除き僕を含めた4名のメンバーがいるのですが、まだまだマネージャーに頼ってしまっているのが現状です。それを自分たちで判断して対応できるようにしたうえで、さらに組織を強化し大きくしていけたらと思っています。

今だと新しい業務の依頼がきた時に、
一度、マネージャーで精査 ⇒ ある程度の基盤作り ⇒ 他メンバーで実行する
というフローになっているんです。

このオペレーション+マネージャーにしかやれない業務もあって、マネージャーがひっ迫している状況なので、教わるものは教わって、僕で立て付けからチームに展開までが出来れば、組織がもっと良くなるのではないかと思います。

後々、組織が大きくなればマネージャーの負担も今以上に大きくなっていくので、今は「塞き止めているものを全部僕によこしてください」というマインドですね。

まだまだ僕自身、見れていない所もあるので、そこは頑張りどころです。

今後、グルオペチームが大きくなって、チームを分けた際にそのチームを僕がマネージャーとして見れたらと考えています。

▼マネージャーの伊良皆さん(左)と談笑する様子▼

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