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【受賞者インタビュー】技術統括本部 ベストテック賞

挑戦の継続。チャレンジングなエンジニアが語る、努力とモチベーション維持の秘訣

2022年度のエンジニア総会にて、開発において圧倒的な技術力で事業に貢献した人に贈られるBEST TECH賞を受賞した高江州さん。

入社2年目で技術統括本部の最大のプロダクトであるCX+(シーエックスプラス)の開発を担当。
持ち前のコミュニケーション力を活かし、CX+の開発に加え、インフラのアップデートや要件定義、設計など、様々な分野でチームに大きく貢献しました。

今回はそんな高江州さんに入社から受賞までの経緯、そして今後の目標まで取材してきました。

高江州 順八

技術統括本部 開発 CX+担当

2021年06月 入社
2022年01月 四半期表彰ルーキー賞 受賞
2022年12月 技術統括本部 社員総会にてベストテック賞を受賞

●CX+について
https://www.cxplus.jp/

スキルアップを求め、沖縄へUターン

――まず、高江洲さんの入社のきっかけから教えてください!

兄もエンジニアをやっていて、僕が前の会社を辞めた時に、「エンジニアをもしこれからも続けるなら、沖縄にも良い会社があるよ」と紹介してもらったのがシーエー・アドバンスでした。そこから調べていくうちに興味が出てきて、応募した流れです。

僕の兄は外部のエンジニアのイベントで、シーエー・アドバンスの人と会ったみたいで、沖縄にもこんな会社あるんだと知ったそうです。
シーエー・アドバンスは大きな規模の会社なので、ここに転職したらより多くの事を学べるのではないかと思いました。

――そういった経緯だったんですね。前職は県外の企業だったそうですが、沖縄の会社へ転職しようと思ったきっかけは何だったんですか?

前職では残業が多く、夜遅くまで仕事をしていることも日常茶飯事でした。
残業することに抵抗はなかったのですが、もっと効率的に仕事をして、さらにスキルアップできる環境で働きたい!という思いが強くなり、転職を決意しました。

ただ、転職するとなった場合に東京で、しかも無職で何ヶ月も生活はできないなと思ったので、地元沖縄に戻ることを決めたんです。そこから沖縄に戻って、少しでも技術力を磨くため、プログラミングスクールに入り勉強をしました。

スクール卒業後は、色々な会社の面接を受けていたのですが、その中でもシーエー・アドバンスが一番、自分のやりたいことを実現できるなと思ったので、入社を決めました。

レガシーインフラ刷新への挑戦

――2022年度の社員総会では、見事「BEST TECH賞」を受賞されましたね。受賞した時は、どういった気持ちでしたか?

いや、本当に自分が受賞すると思ってなかったのでビックリしました。人生で1番嬉しかったですね。

特に、CX+でレガシーだったインフラのリプレースが評価されたのはとても嬉しかったです。あの業務はちょっと難しかったというか、骨の折れる仕事だったので。

――そうなんですね。具体的にどういった点で苦労されたんですか??

システム内での検索などに利用されるサービスのバージョンアップに苦労しました。

そのサービスの最新バージョンが7.10.2(7系)なんですけど、今までは2006年くらいにリリースされた1.3.9(1系)のものを使っていました。仮想サーバ自体のバージョンも古かったので、サービスとサーバを同時に最新バージョンへと刷新する大掛かりな仕事でした。

バージョンが違いすぎたため、互換性がなかったので、データの移行などは特に大変でした。新しく仮想サーバを立てて、そこにサービスをインストールすればうまくいくような単純な作業ではありませんでした。

――バージョンアップは一見、地味に見えますが、性能面でもより高速で使いやすくなったり、セキュリティ面でも古いバージョンにある脆弱性に対応できるので、とても重要ですよね。

これまでは、AWSなどのクラウドインフラに触れる機会はない中での挑戦と伺いました。
不慣れな中での大きなお仕事だったかと思いますが、期間としてはどのくらい対応されていたんですか?

細かいフォローアップとかも含めると、4ヶ月ぐらいかかった気がするんですが、大部分は2ヶ月ぐらいだったと思います。
「データの互換性ありません。」となった段階で、「あ、もうこれ詰んだな…」って思いました(笑)同時に、この仕事いつ終わるんだろう…という不安もありましたね。

――どういう対応で改善したんですか??

サードパーティのツールを使って、その古い仮想サーバーから、新しい仮想サーバーにコピーしたデータを移行しました。データ移行はうまくいったんですけど、それでも互換性の部分が合わず、コピーしたデータをCX+で使う際うまく読み込めない状態でした。

原因は、バージョンアップに伴ってデータ構造が変化したことで、CX+に対応するデータ構造ではなくなっていたことでした。そこからは、変化したデータ構造に合うようにソースコードを修正していき、出てくるエラーにひたすら対応する作業でしたね。

最初は、仮想サーバと利用しているサービスの2つのバージョンアップかと思っていたんですけど、いざ蓋を開けると、加えてCX+側のバージョンアップもしないといけないことがわかったので、本当に骨の折れる対応でした。

おかげさまで、だいぶインフラに強くなれたと思います。

「シンプルに伝えること」仕事におけるコミュニケーションの心得

――表彰理由では持ち前のコミュニケーション力が評価されていましたが、普段の業務でも意識している部分ですか?

そうですね。なるべくシンプルに伝えることを意識しています。

僕自身、文章を書く時など句読点をよく使います。
「〜です。〜です。〜です。」で伝えることが多いですね。人によっては、稚拙な文章に見えるかもしれないんですけど、読む時はそっちの方がシンプルで伝わりやすいと思うので。

一文が長いと、読みづらいし、意図も伝わりにくいと思うんですよ。なので、文章を書く時とかはシンプルにすることを意識していますね。

――確かに文章が長いと、読みながら「あれ?結局、何が言いたいんだっけ?」ってなりますよね。

そうなんですよ。
CX+の機能追加の際にユーザーに対して、アナウンスをするんですけど、その文章もなるべくシンプルに書くようにしています。

使っているアプリケーションのお知らせが長い文章だと、ユーザーも読むわけないと思うんです。だから一文字でも減らすように心がけています。

オフラインでのコミュニケーションも一回文字に書き起こして整理して、シンプルにできるように意識していますね。

――開発以外でもUXを意識しているんですね。
シンプルなコミュニケーションを意識するようになったきっかけはありますか??

前職の経験ですかね。
以前は、自分もコミュニケーションで悩んでました。前職の先輩がめちゃくちゃ怖いエンジニアで(笑)

エンジニアとしての力量はある人でしたが、正直、気軽に質問ができるような関係性ではありませんでした。それで聞く内容を事前に整理して、「これでよし。いける!」と思って聞きに行くようになりました。それでも玉砕しまくっていたんですけどね(笑)

コミュニケーションを意識するようになったのはその出来事がキッカケです。

変化のきっかけ。怠け者が継続して努力できるようになった理由

――総会ではインフラのアップデートや要件定義、商編設計など、色々なチャレンジをしていた点を評価されたと思うんですけど、元々チャレンジングな性格だったのか、何かをきっかけに変化していったかでいうとどっちですか??

それでいうと、後者です。僕は元々そんなにチャレンジングな性格ではなく、むしろ怠け者な性格でしたね(笑)

前職で銀行システムのSEをしていたんですけど、仕事がゆるく、業界的にも将来性が見えなかったことから危機感を感じていました。そのことがきっかけで、2年を過ぎたあたりから「仕事は楽だけど、一生この仕事をするのは無理かもな…」と思うようになったんです。

そこから「一からやり直して、 もっとちゃんとエンジニアっぽい会社に行こう」と決心しました。

それからは、研修で少しだけかじっていたプログラミングを勉強し直したり、プログラミングスクールに通ったりと行動するようになりました。

――前職での経験を踏まえて得たチャレンジ精神をアドバンスでも活かしているんですね。
それを踏まえての質問ですが、AWSの実務経験がない状態からAWSの認定資格を取得したり、応用情報技術者試験に合格したりと、継続してアウトプットをしている印象ですが、努力を継続できる秘訣やモチベーションは何ですか??

大したことはないですよ。
最初は査定でアピールしたいがために、試験がある時は毎日少しずつ勉強していましたが、いつしかそれが習慣になっていました。

それから勉強して知識が増えるのが楽しいと感じるようになったり、勉強していると自己肯定感が上がり楽しくなっていきましたね。

変化と成長の先で手に入れた「エンジニアらしい働き方」

――入社前と表彰後を比較して、変化したなと感じる部分はありますか?

恐怖心は、なくなりました。

入社前はテクノロジーなんてわけがわからない状態でしたが、意外となんとかなると思えるようになったところが大きく変わったと思います。

分からないものは分からなくてもしょうがないなと、割り切れるようになっていった感じですかね。

――テクノロジーの進歩に完全についていくのは、難しいですよね。わからないと思ったタイミングでしっかり対象にキャッチアップできれば大丈夫っていうことですね。
逆に技術面で変わったところはどこですか??

元々はphpでウェブサイトを作るみたいな仕事だったのが、インフラも触るし、コーディングもするし営業側とミーティングをしながら要件定義もするしで、仕事の幅はとても広がったところだと思います。

――開発もフロントからインフラまであるし、要件定義から保守まで、自分たちでやりますもんね。高江洲さんが行動するキッカケとなった「エンジニアっぽい働き方」が実現できているようでよかったです。

挑戦に失敗を恐れず、更なる成長へ

――シーエー・アドバンスのエンジニアに向いている人はどんな人だと思いますか?

失敗を恐れない人かなと思います。

挑戦に失敗はつきものです。幸い、シーエー・アドバンスがチャレンジすることを後押ししてくれたり、それをちゃんと評価してくれたりする社風なので、失敗にめげず、切り替えて次に進める人には合ってるのではないかと思います。

技術的にも、AWSなどの新しいweb技術に触れられることができ、開発チームも失敗に対して寛容的な雰囲気があります。その他にも勉強会が豊富にあったり、新しい技術の導入スピードも早いので、失敗を恐れずに新しいことにどんどんチャレンジしたい人には、かなり向いていると思います。

――確かに、技術的にも失敗を恐れずチャレンジし続ける雰囲気はすごく感じますよね。実際、そういう人が高く社内で評価されているイメージもあります。
高江州さんもそういう姿勢を評価された1人かと思いますが、そんな高江州さんの今後の目標は何ですか?

そうですね、今回の受賞は上司の助けが大きく影響していると思っています。なので今後は、助けてもらう機会を減らしていき、自分でも進められるようになりたいと考えています。

また、技術的にはネットワークやプロトコルの知識を深め、インフラに強いエンジニアになることが目標です。これからも勉強を続けていき、成長を止めない人になりたいと思います。

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